1.3. リソース需要の分析と予測

1.3.1. リソース監視系ツール

リソースの監視は各種コマンドでも実行できるが、OSSのツールを用いることで効率的に監視が可能となる。 監視ツールにおいてリソースの状態の測定(監視)する場合はSNMPで行われる。

Collectd

サーバ状態を監視するデーモンプログラム。 システムにかかる負荷が少ない特徴がある。

データの監視と記録を行うには/etc/collectd.confで設定を行う。 Catciなどと合わせて使用することが多い。

なおデータの監視・記録にはプラグインを追加する必要があり、設定ファイルの/etc/collectd.confLoadPluginで指定する。

Nagios

サーバの動作確認(死活監視)、ネットワークサービス状態/リソース使用状況の監視が行えるOSSソフトウェア

MRTG

ネットワークやリソースの使用状況を監視しグラフ化するツール。
死活監視は行えない。

Catcti

ネットワークやリソースの使用状況を監視しグラフ化するツール。
WEBブラウザ上で設定を行うことができる。 MRTGより設定が容易という特徴がある。

Icinga2

Nagios互換の監視ツール。
WebAPIを使って監視情報のやりとりを行うといったNagiosにない機能を追加されている。 そのためオブジェクト管理を主体とした監視環境を提供する。