1.8. ICMPとARP
1.8.1. ICMP
ICMPはネットワーク上での通信状況確認や通信わらーのメッセージ送信などを主な用途として使われるプロトコルである。
疎通確認に使われるpingコマンドはICMPを利用し、応答の有無で通信可能かどうかを判断する。
pingコマンドはICMPのエコー要求とエコー応答を利用し通信の可否を判断する。
ネットワークのルート上で設定変更やエラーが発生した場合ICMPで定義されているエラー通知を送信する。到達不能の場合エコー応答の代わりに到達不能メッセージを返却する。
1.8.2. ARP
ARPはIPアドレスからMACアドレスを求めるプロトコルである。 ARPではARP応答とARP応答の2種類のデータを送信しあいMACアドレスを取得する。
ARPの結果はARPテーブルに保存されそこにはIPアドレスとMACアドレスの対応関係が登録される。
またARP要求はブロードキャストで送信されるため宛先MACアドレスはffff.ffff.ffffが使用される。